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1-10
僕と同じ君の瞳はどうして僕には見えないものを映しているの君が嫌いだ 兄さん
彼は誰よりも優しくて彼は誰よりも強くて彼は誰よりも世界を愛していた
友は死んだ
風に消えた少年
矛盾だね。
たとえゆめでも。
全てを消したら楽になった
行く当てのない旅の果て
二人きりの世界ならよかった
11-20
どうせならこの手で殺めたい弱音を吐く暇もなかったね。
導きの果て
安寧と安穏、あとは安息。
翻弄と奔流、あとは本望。
切れて別れて失ってもがいてもがいてもがいて 僕は今、生きている?
さらば友よ もう二度と会わない
お願いだ僕から逃げてどこか遠くへ
どうしてそんなになってまでも生き続けてほしいと願ってしまったのだろう
死んだはずの故郷
21-30
僕を殺す勇気もないくせに。噛み切ってやる、そんな薄っぺらい運命
世界が絶望するくらいの死を与えてあげようそうして思い知るがいい僕らを切り裂いたその重罪を。
僕を殺してそして後悔するがいい 君なんか
蟻を踏み潰す快感に似た何か。
侮蔑の心臓
君に殺されるなんて死んでも嫌だ。
干からびた友情は、水を与えたら元に戻ってくれるかなぁ?
もっと君を愛せたらよかったこうなることがわかっていたのなら僕は君を 君を。
君を奪うのは僕でいい。君を救うのは僕がいい。
31-40
ハッピーエンドは低確率この世界が全て間違いだったら良かったのに
この世の美しいものなど全て壊れてしまえばいい 壊してしまえば いい
どうしてそんなみらいしかよういされていなかったの ぼくたちには。
狂人の笑みが世界を救った
死ねることほど至福なことなど他にはない
裏切り者と罵られた方が楽だった
運命すらも切り捨てる (だって、必要無い、から)
君を断罪するのは僕だけだ
淋しさのせいにして、
41-50
それは不確実な未来の一端正義の刃を振るうのは僕だけでいい。
長い歴史の一文字にすぎないけれど
逃げて行き着ける安住の地などこの世の何処にある?
最後に彼は。
季節はずれの蛍の光
刃は正義のためだけにあるわけでは。
ひっくり返してみたら案外素敵な未来だったりして (そんな安直な)
充足な夢には厭きた
解放へのカウントダウン
51-60
君が死んでもきっともう世界は変わってはくれないのだよ憂鬱すらも萎びた
一緒に逃げよう?
土に還ることすら許されない
世界が最初から無であったなら、僕はもっと幸せになれたのだろうか?
みんな死んだの 貴方のせいよ。
この世のカミサマとかいう奴の名前を叫んでみた
足掻いてみせてよ、無抵抗の君を殺すなんてつまらない
どうせなら喜劇的な世界の主人公がよかった
この世の全ての事象を定める神様って奴は、随分と彼らを苛めたいらしい。
61-70
逃げるための口実なら許さない泣き叫んで血の涙を流してこの世の生きとし生けるもの全てに呪詛を吐いて 少年は神になった。
僕の死骸が何処にあるか、君、知らない?
どうして僕の隣にいるのが彼女ではないの?
何処まで僕は逃げられるのかな、君を捨てた僕は
富と名声は貴方の心を満たしてくれましたか
百年先の未来で待ってる
夜明けの白い月は錆びて
そんな未来のために彼は死んだわけじゃない
竜さえも飛び立てない空
71-80
月下の夜、銀色のナイフ世界のためのエチュード (etude→練習曲)
君の願いを叶えてあげるから だから逝って
せめて夢を見させて下さい。
湖に花を流すの、貴方に届きますように
世界は穏やかすぎて優しすぎて 僕には残酷すぎる
引き返すには、僕らはあまりにも幼すぎて
くたばっちまえ、君なんか。
信じたって報われないから (だから笑顔で裏切ります)
別れの日は高い足音をたてて確実に近づいてきていた (気付かないフリをしていただけ)
81-90
滑稽すぎて涙が出て来た残酷に願い
君すらも僕を置いて行ってしまうと言うんだね。
きっと僕が死んだら魂のひとかけらもこの世界には残りはしないだろうから (遺言のつもりか、僕に枷を与える気か)
生きていればの可能性
勝てば正義だ、それが世界だ
ふたりぼっちの夢を見た (しあわせだった。)
僕らのこの未来が運命だというのなら、神を陵辱して世界を壊してやる
死者になってしまった貴方にさようならのレクイレムを。
正義の剥奪
91-100
風の棺 (彼と彼女の眠る場所)僕たちの間にはなんにも生まれなかった (僕と君という存在以外)
君と歩んだ孤独
可哀想な色をしていたから (すぐにわかった)
永遠が少しずつ壊れていく音
うつろな色に沈むまち
湖が青く染まるころ
恋人は孤独な旅人
風を集めて君と旅に出る
ノスタルジックに犯して
101-108
屍の海に咲き誇った花ぼくらの道はわかたれた
君の呼び声が僕を生かす
新しい世界の産声
誰もが生きるために戦ったあの日の
ようやく君の名前を呼べたね
さあボク? 大切な人を失う覚悟は決めたかい
それでも世界は気づかない
109
おかえりなさい、PR
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